岡山のビザ申請取次行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。
岡山県内在住のベトナム人より在留資格「経営・管理」の在留期間更新許可申請の依頼がありました。
話を聞いてみると、更新許可を頂くにはなかなかハードルの高い状況であることがわかりました。
まず貸借対照表をみると純資産がマイナスで債務超過になっていました。
そして損益計算書をみると当期純利益もマイナスになっていました。
この状態では不許可になる可能性が高く、その対策をして以下のようなことを行うことにしました。
資本金を増やして債務超過を解消させること。
これについては申請人の方の個人資産があったため増資を行うことができました。
あとこの方はベトナムの食材販売店を行っていたのですが、店舗の場所が郊外で店舗周辺に顧客が少ないため、街の中心部のベトナム人が多く住んでいて、働いている工場に近い地域に店舗を移すことにしました。
そして適切な販売価格をつけることで単価を上げることにしました。
そうしたことを行ったところ、売上が急激に向上し、利益を生む体質にかわり事業が好転していきました。
申請に際しては新しい収支計画書を作成し、年間で黒字が出るシミュレーションを作成することができたため何とか在留期限内に申請をすることができ、無事に更新許可となり1年の在留期限の新しい在留カードを取得することができました。
ビジネスを続けることができたと非常に喜んでいただきました。
今後も順調に経営が継続できることを願ってます。
ベトナム人の在留資格「経営・管理」の在留期間更新許可申請で1年の許可を取得