こんにちは、岡山の行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。
先日、安部首相が外国人就労を拡大するというベルリンの壁が崩壊するくらいのインパクトのある政策を表明しました。
・新たな在留資格「特定技能(仮称)」を創設する
・農業、介護、建設、宿泊、造船の5業種を対象
・受け入れる対象外国人は、技能実習修了者(3~5年)or同等の技能等を問う試験への合格者
・就労期間は5年。家族帯同は認めない
・報酬は日本人と同等以上
・技能実習終了から継続しての就労を認めるかどうかは検討中
・就労期間中に一定の試験に合格する等すれば、在留期間に上限のない「専門的・技術的分野」への移行も検討
・日本語能力はN4が基本(上位のN1~5段階ある中の4番目)。ある程度日常会話ができる水準。
この新しい在留資格は2019年4月施行予定のようで、今後具体的な条件などが定まっていくと思われます。
現在「技術、人文知識、国際業務」の在留資格など専門的・技術的分野の在留資格(就労ビザ)で在留する外国人の数は約30万人程度と言われているそうです。
毎年3~4万人程度増えているようです。
政府の方針では2025年までに総計で50万人程度の外国人雇用を予定しているようです。
その流れからいけば、今までの在留資格で働く方とほとんど同じ数の「特定技能」の在留資格の方が滞在することになります。
毎年7~8万人を受け入れることになるため、今までよりも速いペースで受け入れが進んでいくことになるでしょう。
早急に受け入れ態勢の構築など行っていく必要がありますね。
地域としても摩擦をできるだけ少なくして、良い方向に持っていくことがとても重要です。
在留資格、帰化申請なども行政書士の業務となります。ぜひお気軽にご相談下さい!