岡山のビザ申請行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。
国土交通省が「外国人建設技術者の採用・定着に向けたハンドブック」というものを発行し、ホームページ上でダウンロードできるようにしています。
https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/content/001881761.pdf
発行の背景としては、建設業界での高齢化・若年層の不足・新規入植者の減少・離職者の増加によって、今後建設現場での技術者が不足する見通しで、担い手の確保が急務という状況があります。
その対応策の一つとして高度外国人材(外国人建設技術者)の受入れというものが検討されており、その促進・支援のためにこのハンドブックが制作されたというようです。
外国人建設技術者とは、在留資格「技術・人文知識・国際業務」を有する外国人材で、施工管理技術者・設計技術者・測量技師として従事できる者として定義しています。
その要件としては
・ 国内及び海外の大学で建築学・土木工学等の学科を専攻し、学士又は修士の学位を付与され卒業した者
・国内の専門学校で建築学・土木工学等の学科を専攻し、専門士の学位を付与され卒業した
などとなっています。
「そうした人材をどのようにして受け入れるのか?」
「その採用・定着に向けたステップや受入れ・活躍事例の紹介」
などといったものがこのハンドブックに掲載されています。
当事務所でも以前からこのような建設技術者受け入れに関する在留資格申請を数多く手掛けており、年々増えてきている印象があります。
今後も日本人の若者の人口減少が加速していくにしたがって、外国人受入れの相談も増加していくのは確実なので、引き続きしっかりとサポートしていきたいと考えております。
