帰化の制度見直しに言及

岡山の在留資格申請取次行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。

先日の産経新聞に『鈴木法相「永住権より帰化が容易ならばおかしい」制度見直しに言及 維新・柳ケ瀬氏に答弁』というタイトルの記事が掲載されていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d981980953aaa8989009ec062644dbea5752cc41

5月12日の参議院決算委員会で鈴木法務大臣が、永住権取得と帰化要件の違いについて「永住権よりも帰化の方が容易だという状況は明らかにおかしいし、断じてあってはならない」と述べ、どちらも厳格に審査をしているとしたうえで「制度の齟齬(そご)があるとすれば見直すことも考えなければならない」と語ったそうです。

日本維新の会の柳ケ瀬裕文議員への答弁ですが、永住権取得には原則10年の国内在留が必要であることに対して帰化は5年間であることが背景です。

帰化が永住権取得よりも簡単であるということがあるとすれば「強い違和感」を覚えるとして、どちらも厳格な審査が必要たと強調したそうです。

管轄は同じ法務省ですが、永住は入管、帰化は民事局が管轄ということで縦割り行政の弊害で整合性が取れていない状況という見方になっています。

こうしたことから近い将来、帰化要件が変更されて厳格化されて、帰化が今よりも厳しくなる可能性が出てきたと言えるのではないでしょうか?

今後の状況をしっかりと注目してみていきたいと思います。

帰化の制度見直しに言及
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