岡山の在留資格申請取次行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。
先日あるセミナーに参加しました。
「インドネシア調査 中間報告 変わりゆく日本への送り出しの現状」というタイトルで、岡山にある公益財団法人橋本財団のソシエタス総合研究所の主催のものでした。
1990年代から始まった技能実習制度、そして特定技能制度の開始、そしてこれからはじまる育成就労制度など、送り出し国からみら日本の制度・対応を調査・発信することで日本での就労。生活場面等でのミスマッチを減少させることが調査の目的ということでした。
研究所の2名のインドネシア人研究員の方によって報告がなされました。
・「日本の技能実習制度変更に向けてーインドネシア送り出し機関・関連省庁の対処と準備」
・「インドネシア人技能実習生の動機ー移住インフの拡大に着目ー」
というタイトルでした。
インドネシア側の送り出しに関しての省庁や関連機関の仕組みや役割については今まであまり情報がなかったことと、それぞれの立場で日本側の制度の評価が違うことも有益な情報を得られました。
また元々出稼ぎ志向の方が多かったが、最近では日本での就労経験により帰国後キャリアップできるということで来日する傾向が強まっているということも知り、日本側の考え方も変えていかなければならないという気付きも得られました。
技能実習生の監理団体や有料職業紹介・登録支援機関の会社の方などとのディスカッションもあり具体的な議論もありました。
いろいろな視点でのインプットも必要に応じてやっていかなければいけないな、と改めて感じることのできるセミナーでした。
<公益財団法人橋本財団>
https://www.hashimotozaidan.or.jp/