こんにちは、岡山の申請取次行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。
先日、中国籍の女性で日本人の配偶者等ビザの方から「中国にいる実の息子を日本に呼び寄せて一緒に暮らしたいがどうしたらよいか?」という問い合わせがありました。
これは定住者告示6号のいわゆる連れ子定住にあたる内容でした。
定住者ビザには告示定住と告示外定住の2パターンがあり、この定住者告示6号は8号まである告示定住の中の6号となります。
この定住者告示6号の対象になるのは
「日本人、永住者、特別永住者、定住者(期間1年以上)又はこれらの者の配偶者(日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、特別永住者の配偶者等)の扶養を受けて生活する未成年、未婚の実子」
となります。
ほかの条件として
・親の親権を持っているか
・子を養育するための世帯年収が十分にあるか?
・基本的には来日後の住所が両親と一致していること
などがあります。
また、その実子が日本でどのように暮らしていくのか?学校の受け入れ態勢、日本語学習の機会の確保、今後の養育・生活設計などを記した招聘理由書も大きな審査ポイントとなります。
必要な書類としては
・在留資格認定証明書交付申請書
・出生証明書
・パスポートコピー
・日本人親の戸籍謄本
・住民票(世帯全員分記載のもの)
・身元保証書
・日本人親の直近年度の住民税の課税証明書・納税証明書
・在職証明書&給与証明書(勤務の場合)
・確定申告書コピー(自営業の場合)
・預貯金残高を証明するもの
・申請人との交友を証明するもの(通話履歴、メール履歴、送金記録など)
などになります。
実の親子であれば一緒に暮らしていきたいのは当然ですから、しっかりとサポートしていきたいと思います。