岡山の申請取次行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。
外国人労働者を雇用する企業が増えてきていますが、外国人労働者の職場定着のための助成金があるの、ご存知でしょうか?
厚生労働省が設けている「人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)」というものです。
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000919520.pdf
外国人労働者は、日本の労働法制や雇用慣行などの知識の不足や、言語の違いなどから労働条件・解雇などに関するトラブルが生じやすい傾向がありますが、外国人特有の事情に配慮した就労環境の整備を行い、外国人労働者の職場定着に取り組む事業主に対して、その経費の一部を助成する助成金です。
<支給額>
・生産性要件を満たした場合⇒支給額の2/3(上限額72万円)
・生産性要件を満たしていない場合⇒支給額の1/2(上限額57万円)
<対象となる経費>
・通訳費
・翻訳機器導入費(上限10万円)
・翻訳料
・弁護士、社会保険労務士等への委託料((外国人労働者の就労環境整備措置に要する委託料に限る)
・社内標識類の設置・改修費(多言語の標識類に限る)
<具体的な取組>
〇必須メニュー
・雇用労務責任者の専任
・就業規則等の社内規定の多言語化
〇選択メニュー(以下のいずれか)
・苦情、相談体制の整備
・一時帰国のための休暇制度の整備
・社内マニュアル、標識類等の多言語化
などとなっています。
優秀な人材に定着してもらうには会社もいろいろな取組をしていくことが重要ですから、このような助成金制度を利用して実施してみてはいかがでしょうか?
外国人労働者の職場定着のための助成金