外国人の子どもたちの進学・就職

こんにちは、岡山の入管申請行政書士、グラスルーツ行政書士事務所の田口です。

先日、ネットで気になる記事を見つけました。
「日本語わからず、中退迫られる外国人高校生。「本人の頑張りの問題」と捉えられる側面も。ネパール人生徒の今」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_62fdb8c3e4b0c8c57f58b2ea

日本語が母語でない外国人の高校生らが、日本の学校で十分に日本語を教わることができずにやむなく中退に追い込まれる例は後を絶たないそうです。

学校での日本語の指導が十分でなく、日本語での授業の理解ができず、授業についていけず中退に追い込まれてしまうということのようです。

高校を中退してしまうと本来必要な教育を受けられなかったり、大学への進学もままならず、国内で就職できる在留資格への変更が叶わなくなったりすることで、生徒の未来の選択肢は大きく狭められてしまいます。

在留資格「家族滞在」で日本に在留してる子どもは、高校(夜間・定時制・通信制を含む)を卒業して就職内定していれば、職務内容を問わず週28時間以上就労できる「定住者」または「特定活動」への在留資格変更ができます。高校を卒業するかしないかでその子どもの将来が大きく左右されます。

神奈川県行政書士会のHPでは「外国人の子どもの高校卒業後の「在留資格&進路」フローチャート」を公開しています。
とても分かりやすく表現されています。
https://www.kana-gyosei.or.jp/wp2/img/5359c73b9f58f67524f429ab3e854ce0.pdf

 

子どもたちの将来のため、子どもたちの能力を最大限に発揮していもらうことで日本にとっても大きなメリットになると思いますので、日本語教育の充実化を国に是非検討していただきたいと思います。

外国人の子どもたちの進学・就職
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